美味だれ焼き鳥

60年以上続く地元の食文化を未来へつなぐ

ご当地グルメによる町興しに注目が集まっていた2010年、上田市もその流れに乗って、観光PRのためにご当地グルメを地域ブランドとして発信しようとしました。

地元に根付いた食文化に再びスポットを当てる、という手法が一番の近道であるということで、うえだNavi編集部が上田市の食文化を調査した末に再発掘できたグルメコンテンツが「美味だれ焼き鳥(おいだれやきとり)」でした。

昭和30年代に一世を風靡していたこのやきとり文化も、時代が進むにつれて居酒屋というスタイルに追いやられ、さらには店主の老齢化もあって今にも途絶えてしまいそうな状況でした。

発掘から10年経った今ではほとんどの市民が認識するご当地グルメとして、さらには美味だれ焼き鳥を目指して旅をする観光客が存在するまでになっています。

時代が望む観光資源と、地元の食文化の復活というマッチングによって、新たな道を歩み出した地域資源です。無名で上田の日常だったご当地の食文化に、名前をつけることで再び注目を取り戻し、日常に埋没した地域の魅力を再確認することが出来た大きな事例です。

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